現在、皇室典範では、男系の男子が皇位を継承すると定められています。
男系の男子とは、父方が天皇の血を引く男子のことです。
なぜ男系男子でないと駄目なのか。
天皇家は、初代より皇統を絶やさないために血のリレーをしてきました。
成長して同じ花を咲かさなければなりません。
たとえ話をすると
「(皇統)の種」を男とします。
「畑」を女とします。
どの畑に皇統の種を蒔いても 皇統の芽が出て成長して花を咲かせまたそこから皇統の種が取れます。
しかし皇統の畑であってもそこに皇統以外の種を蒔くと 皇統以外の芽しかでません。
成長して花を咲かせても違う花が咲いてしまいます。
なので男系の血でなければ駄目なのです。
愛子内親王殿下を将来天皇にという女性天皇待望論もありますが、皇室典範で冒頭に書いているように定められていますので皇室典範を改正しない限り女性天皇が、誕生する事はありません。
歴史的には、推古天皇をはじめ、8人の男系女子の女性天皇が存在していましたので、女性天皇が誕生すること自体は伝統に反するものではありません。
ただその場合であっても あくまでも男系女子となりますので歴史上、女系女子や女系男子の天皇は存在していません。
現在の例でいうと 愛子内親王殿下、眞子内親王殿下、佳子内親王殿下は男系の女子ということになります。
そして愛子内親王殿下、眞子内親王殿下、佳子内親王殿下が、将来一般の男性とご結婚されてご出産され男の子が生まれた場合は、女系の男子ということになり また女の子が生まれたら女系の女子となりますので歴史上それらの親王または内親王が、皇位を継承した例はありません。
今後、皇位継承権を持つ悠仁親王殿下がご結婚をされて、男の子が生まれなければ今の状況では、誰も皇位を継承することができなくなってしまいます。
その時の保険(血のスペア)として、旧宮家の男系男子の方と愛子内親王殿下、眞子内親王殿下、佳子内親王殿下が、それぞれ結婚し男の子が生まれれば もしもの時の保険となり そこから天皇を出す事もできるのではと思っていましたが、これは机上の空論となるようです。
眞子内親王殿下は、一般人の小室圭さんとそして佳子内親王殿下も一般人の方と交際が報じられています。
愛子内親王殿下も一般の人とご結婚となると 悠仁親王殿下のご結婚相手となる妃殿下には、かなりのプレッシャーがかかる事になると思います。
もし悠仁親王殿下に男の子が、授からなければ今まで脈々と受け継がれ続いてきた男系男子の天皇の時代が終わり女性天皇の誕生もやむなしとならざる得ません。
そして伝統を変えるという事は、その時から終わりの始まりとなります!