青信号で急停止したバイクと衝突事故の真相を解明。ドライブレコーダー映像の改ざんが判明した驚きのエピソードを紹介します。
驚きの交通事故鑑定:改ざんされたドライブレコーダーの真相
先日、テレビ番組「突破ファイル」で放送された『車を急停止させる青信号』というテーマの再現ドラマを見ました。その内容は驚きと発見に満ちていました。
再現ドラマで描かれた交通事故の真相
再現ドラマでは、青信号で急停止したバイクが原因で後続車がバイクに衝突した事故を取り上げていました。後続車の運転手は、青信号で停止したバイクに避けきれず衝突したと証言し、警察にドライブレコーダーの映像を提出しました。その映像は、運転手の証言通り、事故の瞬間を記録していました。
改ざんされたドライブレコーダー映像の謎
しかし、バイクを運転していた男性の奥さんは、「夫はそんな危険なことをするはずがない」と納得がいかず、「交通事故鑑定人」に依頼して真相を調査してもらいました。すると、驚きの事実が明らかになったのです。
ドライブレコーダー映像の改ざんが発覚! 事故現場は直線道路で、信号機が先のほうまで見える場所でした。この道路にある3つの信号機(事故現場、さらに先の信号機、そのまた先の信号機)は、全て同じタイミングで信号が変わるよう同期されていることが判明しました。
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【▲上記の記事からの続き▼】
交通事故鑑定人による解析の重要性
ところが、運転手が警察に提出したドライブレコーダーの映像を確認すると、事故現場の信号機は「青」、その先の信号機は「赤」という矛盾した状態が映っていました。実際には、この3つの信号機は同期して動くため、事故現場が「青」なら先の信号も「青」でなければなりません。この矛盾が、映像の改ざんを示していたのです。
ドライブレコーダーの解析は誰がするのか? この事例を見て、事故が発生した際にドライブレコーダーの改ざんの可能性を考慮する必要性を感じました。ネットで調べたところ、警察や保険会社ではドライブレコーダーの詳細な解析は行わず、日本交通事故鑑定人協会が専門的に対応しているようです。せっかく撮影した映像があるのなら、正確な解析を依頼し、有効な証拠として活用することが重要だと学びました。