まずは、切り抜き動画とはどういうものかというと もともとはYouTubeで無断転載のような形で広まっていましたが、現在では切り抜き動画の投稿者は著作権者に許可してもらいその見返りとして収益を分配する、ということが公式に行われているようです。
ただ今後切り抜き動画は、収益化できなくなるという情報もあります。
切り抜き動画は、あくまでも著作権者のトークをそれぞれの切り抜き動画編集者が勝手に切り抜いたものであり、トークの意図するところを正確に伝えるというよりかは、視聴者の関心をあおる週刊誌的なタイトルがつけられ視聴者の興味を引くようにつくられています。
私が、知っている切り抜き動画は、論破王と言われている「ひろゆき」さんの動画しか知りません。
切り抜き動画の危険性は、著作権者本人の意図とは別に面白そうな部分を切り抜いて編集しますから著作権者本人の意図が伝わらず誤解をまねく可能性もあります。
マスコミが、政治家の発言を切り取って伝えることで 政治家の意図する事が、ゆがめられて伝わるという事もありますよね。
今回、メンタリストDaiGoさんの母校が炎上したのが、この切り抜き動画が切っ掛けでした。
6月9日にYouTubeでDaiGoさんが実施した生配信の中に、ある中学生から部活の顧問から理不尽な扱いを受けているという相談を受け それに対してDaiGoさんは、そうした振る舞いをする人物とは「付き合わないのが一番」だと学生に助言したということです。
その生配信の中でDaiGoさんは、自らが通っていた中学・高校でも「残念な先生が多かった」などと過去を振り返り、特に体育を指導していた教師については辛辣な発言をしています。
体育教師について なぜここまで辛辣な発言となったのかというと DaiGoさんは、生まれつきの天然パーマで、それに対して当時の体育教師から「パーマをかけてくるのは校則違反だ、直してこい」と指導されていたことを告白し 仕方なく縮毛矯正をおこなうと、今度は縮毛矯正の副作用で髪の色が落ちた髪色を「髪を染めるのは校則違反だ、黒くしてこい」などと過去の体育教師にされた理不尽な指導をYouTubeで明らかにしていました。
【▼記事は、下記に続く】
スポンサーリンク
【▲上記の記事からの続き▼】
この配信が、切り抜き動画として使われてその動画では、天然パーマについての話はカットされていたようでDaiGoさんが、母校の教師の悪口を言っているかのような切り抜き動画になっていたようです。
その切り抜き動画のコメント欄には、体育教師の実名や悪口が話題になっているとしてそれを見たDaiGoさんの担任だった教師から直接DaiGoさんへメールが届いてDaiGoさんに「実名が出ているとすれば見過ごせません」「すぐに削除するようお願いします」と依頼があったそうです。
この動画は、切り抜き動画でDaiGoさん本人が管理している動画ではありませんからDaiGoさんも驚いたでしょうね!
DaiGoさんの生配信動画では、本人が特定できるような情報は出していないと返信したものの、教師からは「DaiGoが〇〇学園を侮辱するような動画を流していることにとてもショックを受けている」「卒業生として(DaiGoを)誇りをもって紹介していたのに残念です」と返信されてきたといいます。
DaiGoさん本人が、配信しているチャンネルでは本人が特定できるような情報は出していなかったということですが、切り抜き動画の方では、コメント欄に体育教師の実名や悪口が書き込まれて話題になりそれがバズっていたようです。
このDaiGoさんの母校が炎上したきっかけは、切り抜き動画が発端でしたが、この炎上騒ぎのきっかけとなった切り抜き動画は、DaiGoさんが許可していた動画なのかが問題になりますね。
もしその切り抜き動画をDaiGoさんが許可していたとしたら その動画をDaiGoさんが、チェックする必要があったのではないでしょうか。
もし自分の意図と違った編集をされていたらその箇所を指摘して修正して貰っていればDaiGoさんの母校が炎上することは無かったのかもしれません。
または、知名度を活かしてDaiGoさんが、意図して切り抜き動画を通して炎上させて体育教師にされた理不尽さを公表して全国の学校の校則へ一石を投じこのような理不尽な校則を無くすようにという問題定義をする意図があったのかもしれませんね!