今の時期になるとこのブログ記事ベスト10に「日本に緑色の毒グモがいた」の記事が入ってきます。
この緑色の毒グモのことを知るまでは、日本に毒グモが、居るなんて想像もしていませんでした。
毒クモといったらニュースでも話題になりました1995年に大阪府で発見された毒グモのセアカゴケグモは、本来日本国内には生息していませんでしたが、大阪府で発見されて以降、その他いくつかの地域でも見つかっています。
セアカゴケグモは、毒を有するのはメスのみで、オスは人体に影響する毒を持たないと言われています。
「日本に緑色の毒グモがいた」の毒グモとは、「カバキコマチグモ」で漢字で書くと樺黄小町蜘蛛と書きます。
カバキコマチグモの毒は神経を麻痺させる「神経毒」です。
このクモは、日本で最強の毒を持ったクモで幼いうちは草むらに生息して大人になるとイネやススキなど、大型のイネ科の植物がある場所に移り植物の葉っぱを丸めてそれを巣として過ごします。
「カバキコマチグモ」のメスは、子供のために自分の命も捧げる習性があり産まれたカバキコマチグモの子供は、1回目の脱皮が終わると生きている母グモに一斉に食いついて そのまま体液を吸い取って母クモは死んでしまいます。
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【▲上記の記事からの続き▼】
このカバキコマチグモは日本全国に生息していて非常に強力な毒を持っていると言われながら日本での死亡例はまだ無いようです。
しかし海外ではカバキコマチグモに噛まれての死亡例はあるという事です。
噛まれると針で抉られる様な激痛、持続的な痛み、点状出血が起き、重症化するとさらに酷く食欲減退、発熱、頭痛、呼吸困難、悪心、まれにショック症状を起こします。この症状は通常では2~3日間ですが、酷い場合だと局所の痛みや痺れは2週間ほど続く場合もあるということです。
クモは基本的に自分から人を襲わないので日本での死亡例はなく 海外の死亡例は、不運にカバキコマチグモの巣と知らずに触ってしまい噛まれてしまったのかもしれませんね。
なのでカバキコマチグモの脅威を避けるには、カバキコマチグモの生息するイネやススキなど、大型のイネ科の植物がある場所にはいかない事ですね。
もしカバキコマチグモの巣を見つけても好奇心で触って広げようとしない事ですね。
触らぬ神に祟りなしと言いますからね!