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猫の都市伝説の1つに「アワビを食べると耳が落ちる」というのが、昔から言われているようです。
江戸時代の1712年に発行された百科事典「和漢三才図会」内にある以下の一節です。
猫、鳥貝の腸を食へば、則ち、耳欠落す、往々之を試むるに然り(猫がからす貝のはらわたを食べると耳が落ちてしまうので与えてはいけない)
と書かれているということです。
はたしてこれは、本当なんでしょうかね?
この俗説はその後、明治・大正を生き抜き、昭和の時代にも継承されたようです。
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そしてこれは、どうも事実だということです。
猫の耳は頭の上にあり、さらにその部分の毛が薄い為に、日光を直接浴びやすい構造になっています。
なので光線過敏症(日光に当ることで、異常な皮膚症状が生じること)に元々かかりやすいという事です。
アワビの中腸腺(いわゆるキモ)に含まれる化学物質「ピロフェオフォルバイド(pyropheophorbide)」を食べて、皮膚の薄い耳の血管内にこの物質がたどり着いて紫外線と反応すると炎症を起こし、猫が耳を掻いたり皮膚が腐ることで、最悪のケースでは耳が取れてしまうことがあるんだそうです。
なので江戸時代の1712年に発行された百科事典「和漢三才図会」内で紹介されてる「アワビを食べると猫の耳が落ちる」の一節では、実際起こりえることとして証明されているということです。