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米航空宇宙局(NASA)は8月24日(現地時間)、小惑星に宇宙船をぶつけて軌道をずらす実験を行うと発表したということです。
ミッション名は「Double Asteroid Redirection Test」(DART)とし、地球へ衝突の恐れがない小惑星「Dimorphos」(直径160m)を対象に行うということで 衝突予定時間は9月26日午後7時14分(現地時間)だそうです。
実験は、無人の宇宙船が自律的に目的の小惑星に近づき、秒速6.6kmで小惑星のDimorphosに衝突するというものです。
衝突時の地球との距離は約1100万kmの予定で 衝突により小惑星の速度や軌道の変化を測定することを目的としていてシミュレーションでは速度が約1%変化すると推測しているそうです。
これは小惑星の公転周期を数分変える影響を与えるという事になるようです。
DARTは、小惑星や彗星の危険から地球を守る技術の検証ために発足したミッションで 実験結果とシミュレーション結果を比較することで有効性を評価するというものです。
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衝突させる宇宙船は2021年11月24日に、カリフォルニア州のヴァンデンバーグ空軍基地からSpaceX Falcon 9 ロケットで打ち上げられています。
Dimorphosと宇宙船が衝突する様子はNASAのSNSやYouTubeチャンネルでライブ配信する予定だそうです。
楽しみですね。
ただ衝突させたことで 小惑星の軌道が将来地球に向かってくるという失敗が無いことを祈ります(^^;)