私の母の実家は、昔は造り酒屋をしていましたが、戦時中に国からの命令で酒造りをやめさせられることになったという事でした。
母の実家が造り酒屋をしていた事は、子供の頃から聞いていましたので日本酒については、子供ながら親近感のようなものを感じていました。
お酒は、子供が飲んではいけない事は理解していましたが、飲んでみたいという気持ちはありました。(^^)
なので酒のかすで作る甘酒は大好きでした。
そしてお酒が、ほんの少しですが子供でも堂々と飲めるのがお正月でした。
お正月になると おちょこに少し日本酒をついでもらい「おとそ」として飲ませて貰っていました。
大人になりお酒も堂々と飲めるようになり日本酒を初めビールや焼酎やウイスキーやワインとお酒にも色々ありますが、やっぱり飲んで一番美味しいと思うのは日本酒ですね。
ということで 今日は、日本酒のお話です。
日本酒は、「米と米麴と水」から作られています。
日本酒を作る工程で最初に出来るものが「どぶろく」です。
その「どぶろく」を濾過すると日本酒になります。
ちなみに「どぶろく」と「にごり酒」の違いってわかりますか?
「どぶろく」は、濾過をしないモノで「にごり酒」は、濾過したモノになりこの2つを分類すると「にごり酒」は、日本酒で「どぶろく」は、その他醸造酒扱いになります。
日本酒の定義は、米(日本産)、米麴、水を原料として発酵させて濾過したモノで アルコール度数22%未満の日本国内で造られた日本酒を言います。
ちなみに海外で造られた日本酒または、日本国内で造られたとしても海外産の米で造られたお酒は清酒となるそうです。
日本酒は、搾った直後に1回と出荷直前に2回目の火入れをします。
生酒は、一回も火入れをしないモノをいいます。
ちなみに「生詰め酒」や「生貯蔵酒」は、火入れをしています。
「生詰め酒」は、搾った直後に1回火入れをして2回目の出荷直前の火入れはしません。
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【▲上記の記事からの続き▼】
「生貯蔵酒」は、搾った直後の最初の火入れはせずに出荷直前に火入れをします。
日本酒には辛口や甘口がありますが「辛口」と言っても辛いという分けではありません。
日本酒度が、高いモノが「辛口」で 低いものが「甘口」にります。
日本酒度とは、糖分の含有量で糖度が、少ないと(+)になり「辛口」になり糖度が、多いと(ー)になり「甘口」になります。
特定名称酒は、「純米、純米吟醸、純米大吟醸」と「大吟醸、吟醸、本醸造」を言い「純米、純米吟醸、純米大吟醸」は、「米と米麴と水」からできています。
「大吟醸、吟醸、本醸造」は、「米と米麴と水」に「醸造アルコール」が、添加されています。
「醸造アルコール」は、サトウキビを原料として発酵させた純度の高いアルコールです。
添加は、白米の重量の10%以下に決められています。
「醸造アルコール」を入れる目的は、香りの調整と味の調整と劣化の防止になります。
純米は、米を1%削った精米歩合99%以下のモノが純米で 吟醸は40%を削った精米歩合60%以下ものを言い 大吟醸は、50%以上削った精米歩合50%以下のモノをいいます。
「冷酒」と「ひや」と「熱燗」とありますが、「ひや」は、常温のお酒を言うそうです。
「冷酒」は、冷やしたお酒で「熱燗」は、暖めたお酒です。
「暖めたお酒」には、「人肌燗 35℃」「ぬる燗 40℃」「上燗 45℃」「熱燗 50℃」「飛び切り燗 55℃」
このような温度になっているようです。
あと熱燗のお酒の方が、酔いが早いが冷酒は遅いのは、お酒は、体温と同じ温度になると反応するという事で 冷酒の場合は、温度が上がるまでに時間がかかるので よく冷酒はあとから来るというのは、そのせいなんだという事です。
という事で今日は、日本酒のお話でした。