昨日、3月9日午前11時1分に 和歌山県串本町にある発射場からベンチャー企業「スペースワン」が開発した小型ロケット「カイロス」の打ち上げが実施されましたが、残念ながら延期となってしまいました。
「カイロス」の打ち上げで小型衛星1機を高度約500キロの軌道に乗せることがミッションでした。
「カイロス」の名前は、契約から打ち上げまでの時間を短くするとの思いから、「時」をつかさどるギリシャ神話の神の名に由来するんだそうです。
カイロスは、全長約18メートル、直径約1.4メートル、重さ約23トンで 高さは奈良・東大寺の大仏の台座を含めた高さとほぼ同じで重さは荷物を載せた大型トラック並みだということです。
特徴は 3段式の固体燃料と、最上段には軌道修正用液体燃料エンジンが搭載されていて高度500キロの地球周回軌道に重さ約250キロまでの衛星を投入できるロケットです。
構成はイプシロンと同じですが、カイロスの方が一回り小さいロケットだという事です。
ちょうど打ち上げ前にお客様のカットも終わりYouTubeで打ち上げを見る事が出来ました。
打ち上げ予定時間の11時1分も近づき秒読みが開始されました。
打ち上げ10秒前になってもエンジンの始動が始まりませんのでなんか変だなぁと思っていたら予定時間が過ぎても打ち上る気配が無くその後、11時17分12秒に延期になったというアナウンスがありました。
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またカウントダウンが始まりましたが、やはり10秒前になってもエンジンの始動がありません。
これは、またダメだなと思いました。
すると案の定予定の時刻に打ち上げられず他の日に延期になったというアナウンスがありました。
打ち上げを見学に来ている人達も落胆して帰って行かれたようです。
見学会場に入るのに3000円の入場料払って打ち上げ中止の場合、次回は、その入場券を見せれば入場できるのでしょうかね?
記者会見によると「打ち上げられなかった理由」は、ロケットのトラブルでは無くなんと「警戒区域に船が残っていた」ために打ち上げが中止になったという事でした。
そんな事もあるんですね!