私が好きでよく観ていたNHKの番組、旧「プロジェクトX」は、2000年から2005年まで放送されていましたが、「やらせ」問題が発覚して番組が終了しました。
好きだった番組でしたのでとても残念でした。
昨日、Yahoo!ニュースを見ていると「元NHK職員が「新プロジェクトX」に警鐘を鳴らす」というタイトルで NHKの元職員の記事がに載っていました。
それを読むとNHKではよくある事として「ストーリーテリング」を重視するばかりに、「ニュースリポート」や「ドキュメンタリー」においても「脚色」を行うことがディレクターに求められるという事です。
ストーリーテリングとは、「自身の主張を相手により明確に伝えることができる手法」をいうようです。
大抵のディレクターは、最初は事実に即して番組を編集しているという事ですが、試写後に番組制作の統括チーフプロデューサーたちから「ここは、ストーリーが面白くないから、もっと面白くなるように ああしろ」と圧力がかかるそうです。
最初のうちは毅然と、「それは事実に反します」と返していても、「それじゃ番組になんねえだろ!」とチーフプロデューサーたちが声を荒げるうちに、屈してしまうんだそうです。
そこで屈しなければ「プロジェクトX」の制作者側も「プロジェクトX」の番組に登場できたかもね(笑)
また「宣伝のために出して欲しい」という企業の要望も有るんだそうです。
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【▲上記の記事からの続き▼】
旧シリーズでも「何でも協力するから採用広報のためにもプロジェクトXに取り上げて欲しい」という企業からの要望は多数あったということです。
元NHK職員が心配している事は、新「プロジェクトX」も最初のうちは、ノーベル賞やアニメ、ゲーム等のメジャー級の逸話を題材にして問題無く構成できるとは思うが、回を重ねてネタが苦しくなってくると、かつてのように、「捏造」や「過剰演出」に追い込まれてしまうのではないかと心配しているようです。
新「プロジェクトX」では、旧「プロジェクトX」のような問題を起こして終わらないで欲しいものです。
もしネタが無くなったその時は、潔く番組を終了させて 今回の新「プロジェクトX」のように また何年か後に放送を再開させれば良い事ですからね。