「えっ、割引券が使えない…?」 近所のスーパーで缶ビールを買おうとしたとき、そんな予想外のひと言に戸惑いました。割引券には“酒類対象外”なんて書いてないのに、なぜ使えないの? 実はこの出来事、単なる店舗ルールではなく、酒税法や販売規制といった法律が深く関わっているんです。 今回は、スーパーでの実体験をもとに、酒類の割引にまつわる法律のしくみや、店舗の運用ルールの背景をわかりやすく解説します!

ビールに割引券が使えない?スーパーで起きた意外なルールの理由とは
先日、近所のスーパーで缶ビールの6本セットを購入しようとしたときのこと。 いつもはセルフレジを使っていますが、今回はスーパーが発行した500円の割引券があったため、有人レジで会計をすることにしました。
ところが、店員さんから「ビールにはこの割引券は使えません」と言われてしまいました。 割引券を使うのを諦めてそのまま会計を済ませましたが、帰宅後に割引券を確認してみると、「酒類には使えない」という記載はどこにもありません。
そこで、スーパーに問い合わせてみたところ、以下のような説明がありました:
「割引券に記載がなかったのは申し訳ありません。ただ、これはポイントで発券された割引券なので、酒類の税金分にポイントを充てることができないため、酒類単体での使用はお断りしています。例えば、うまい棒1本でも一緒に買っていただければ割引券は使えました。」
そういえば以前、缶ビールと他の商品を一緒に購入した際には、割引券が使えたことを思い出しました。
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なぜ「ビール単体では割引券が使えない」のか?
これは、酒類の安売り規制が背景にあります。
✅ 2017年の酒税法改正ポイント
- 酒類を「総販売原価(仕入れ+人件費など)」を下回る価格で継続的に販売することが禁止された。
- 特にビールは集客目的で安売りされがちだったため、規制が強化された。
- 違反すると、酒販免許の取消などの行政処分の対象になる。
✅ 独占禁止法との違い
- 独禁法では「仕入れ原価を著しく下回る価格」が問題。
- 酒税法では「総原価(人件費なども含む)」を下回るとアウト。
- より厳しい基準になっている。
「うまい棒1本でOK」の理由は?
これは、割引券の対象が酒類単体ではなく、買い物全体になるからです。
- ビールだけだと「酒類の安売り」とみなされる可能性がある。
- 他の商品(うまい棒など)を一緒に買えば、「酒類以外も含めた買い物」として扱える。
- これにより、割引の対象が“酒類単体”ではないと判断され、規制を回避できる。
つまり、うまい棒1本が“法的なクッション”になっているということですね!
割引券に「酒類は対象外」と書いてないのに使えないのは違法?
結論から言うと、法律的には問題ないことが多いです。
法的ポイント
- 割引券の運用は店舗の裁量に委ねられている。
- 景品表示法などに違反していなければ、対象商品を限定することは合法。
- ただし、「全品対象」と記載して酒類を除外する場合などは、有利誤認表示にあたる可能性がある。
つまり、店舗が酒類を割引対象外にしていても、表示に誤解を招く表現がなければ問題なし。 ただし、消費者が誤解するような表記には注意が必要です。