25日(木)の夜の番組「アンビリバボー 」でやっていた「大阪府北堺署冤罪事件」です。
この冤罪の汚名を着せられた男性「安藤健一(仮名)さん」は、4人家族で奥さんとそして二人の幼い女の子のお父さんです。
ある日家族揃ってスキー旅行へ行く前に近くのセルフサービスのガソリンスタンドで給油をしました。
それから3ヶ月後 このガソリンスタンドで 盗まれたクレジットカードで 給油したという疑いを かけられ健一さんは警察へ任意同行で連れて行かれそのまま逮捕されました。
警察が、健一さんを犯人とした証拠は、ガソリンスタントの防犯カメラの映像でした。
盗まれたクレジットカードが、使用された時間を確認して その時間にそのクレジットカードが使われたガソリンスタンドでガソリンを入れていた人物を防犯カメラに記録された映像から探し その時間に映っていたのが健一さんだったのんです。
しかしこの給油の時に車の中で待っていた健一さんの奥さんは、ご主人がクレジットカードは、使わずに現金払いで給油していた様子を 目撃していました。
そこで 主人は冤罪である事を確信して弁護士に助けを求めます。
この時に担当された弁護士は、4か月前に弁護士になったばかりの新米弁護士の赤堀順一郎弁護士(当時30歳)でした。
奥さんの話を聞いた赤堀弁護士は、健一さんは冤罪である事を確信して依頼を引き受けます。
健一さんは、取り調べに対して「やっていません」「身に覚えありません」と訴えるのですが、警察は防犯カメラに映ってる健一さんを犯人と決めつけているため「身におぼえない」といくら訴えても聞く耳を持たず威圧的な取り調べが毎日5時間続き健一さんは、心が折れる寸前まで追い詰められていました。
そしてとうとう起訴される事となりました。
日本では、刑事事件で起訴されると99.9%有罪となるそうです。
自白して罪を認めると罪も軽くなり執行猶予も付く事が予想されたため健一さんは、やっても居ないのに 「やったと」自白した方がいいのではないかという思いが頭をよぎる様になりました。
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【▲上記の記事からの続き▼】
赤堀弁護士は、そんな健一さんを励まします。
そして健一さんのアリバイ探しをはじめた赤堀弁護士は、奥さんが話してた「給油したあと直ぐに高速に乗ってスキーに向かった」という事を聞いてアリバイの可能性に気づき健一さんのETCカードを調べます。
盗難クレジットカードが、使われた時間は午前5時39分です。
そして健一さんのETCカードに記録されてるその日、高速へ入った時間は午前5時40分でした。
ガソリンスタンドから高速道路ゲート入口まで約6.4kmあります。
この区間を 1分で走るには、時速200km以上のスピードで走らなくていはなりません。
なのでクレジットカードが、不正使用された時間健一さんがガソリンスタンドにいる事は絶対不可能です。
これで 健一さんのアリバイは立証されたも同然でした。
では、なぜ健一さんは犯行時刻の防犯カメラに映っていたのでしょうか?
このあと衝撃的事実が明らかになります!