マレーシア警察は、優秀だとこのブログで書いたのですが、事件に関与したとして逮捕されていた北朝鮮籍の容疑者が、証拠不十分で釈放されました。このあと、マレーシア国外へ退去処分となるようです。
まあその事は、置いておいて!
金正男氏は、クアラルンプール国際空港で2人の女性のVX攻撃により殺害されたという事ですが、北朝鮮側は、これを完全否定しています。
マレーシアの警察当局の発表では、2人の女性実行犯の供述から 金正男氏の顔に素手でクリーム状の毒を塗ったと正式に報道されました。
その結果、金正男氏は、空港で死亡しています。
検視の結果VXによるモノだったと発表されましたが、そこで一番の謎が、VXを素手で扱っていながら何故 実行犯の2人の女性は、軽く体調を崩す程度で生きていられるのかということです。
もしVXを 実行犯が、素手で塗ったのであれば 実行犯も死んでしまうはずです。
北朝鮮側も この点について指摘しています。
仮説によると 実行犯の2人の女性は、Aという物質とBという物質それぞれ違った物質を 素手に塗ってそれを金正男氏の顔に塗る事で合成して改良型の「VX2」にしたという説があります。
しかしこれは、あくまでも仮説であって実証されていません。
マレーシアを訪問している北朝鮮のリ・ドンイル元国連次席大使は3月2日、首都クアラルンプールの北朝鮮大使館前で記者会見し、金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄の金正男氏について、殺害されたのではなく心臓麻痺で死亡したと述べ、猛毒の神経剤VXが使われた根拠はないと主張ています。
北朝鮮側が、検視をしたわけでもないのに なぜ北朝鮮のリ・ドンイル元国連次席大使は、VXではなく心臓麻痺で死亡したと決めつけられるのか?
以前テレビ(アンビリバボーだったか)で紹介されていた事ですが、1920年にある国で行われた死刑囚に苦痛を与えないという条件で行われた人体実験がありました。
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【▲上記の記事からの続き▼】
医師は目隠しをして横たわった死刑囚の手首と足首にメスをあて床には血を受け止める桶が置かれており、死刑囚は自分の手足から血がしたたり落ちるポタッポタッという音を聞いていました。
やがて死刑囚は眠るように静かに息を引き取ったという事です。
そして医師は、死刑囚の死亡を確認しました。
しかし、驚いたことに死刑囚の手足に傷痕はなく実は、医師はメスをあてただけで切ってはいなかったのです。
そして傷口にあたる場所には、ゆっくりと水滴が落とされ桶の中に落ちていたのは、血ではなくただの水だったという事です。
死刑囚はそれを血だと思い込み、多量の血が流れていると思いこんで死亡したのだという事です。
この恐ろしい実験の目的は、人間が強いストレスにより死に至るかを確かめることだったという事です。
これは、毒や、一滴の血も流すことなく人を殺すことができるという証明ですね。
北朝鮮側は、人間は強いストレスにより死に至る事もあるという事を言いたいのかもしれませんね!
金正男は、常に北朝鮮より暗殺されるという恐怖を感じていて 空港で2人の女性にヒリヒリするクリームを塗られたことで 金正男は、暗殺者に猛毒をかけられたと思い込みストレスで死んだという 北朝鮮は、こういうシナリオにしたいのかもしれませんね!
元オウム真理教幹部の中川智正死刑囚は、マレーシア当局の発表前の時点で「症状からVXと考えて矛盾はない」と記した手紙を専門家のアンソニー・T・トゥ博士に送っていたそうです。
検視の結果死因は、VXとされていますがそれを 使用した2人の実行犯女性は、死ぬこと無く生きていますので 果たして女性が使ったクリームは、いったい何だったんでしょうね?