今日の日本の迷信は、「朝のクモは、縁起が良くて夜のクモは縁起がわるい」です。
これは、どうでしょうか?
聞いたことありますか?
これは、親からはこのような言い方ではなく「朝のクモは、殺しては、いけない!夜のクモは、殺しても良い!」このように記憶していました。
私は、クモは嫌いなので朝、夜関係無く私の目の前にあらわれたら殺していました。(^^;)
クモは、人に害をもたらす害虫、ダニ、ゴキブリ、ハエ、蚊を食べてくれるので害虫ではなく益虫なんですよね。
それでは、何故「朝のクモは、縁起が良くて夜のクモは縁起がわるい」と言われるようにな迷信が出来たのでしょうか?
益虫なら朝だから夜だからって関係ないですよね。
それか朝は、益虫で 夜になると豹変して害虫になるのでしょうかね(^^;)
ちょっと調べてみました。
この迷信は、「朝のクモは、縁起が良くて夜のクモは縁起がわるい」の他にも いろんな言い伝えがあるようです。
「朝の蜘蛛は殺すな、夜の蜘蛛は殺せ」
「朝の蜘蛛は敵でも殺すな、夜の蜘蛛は親でも殺せ」
「朝はお客さんを呼び、夜は泥棒を呼ぶ」
「朝のクモは金運が上がる、夜のクモは盗まれる」
「朝の蜘蛛は福がくる、夜の蜘蛛は盗人が来る」
「朝のクモは神の使い、夜のクモは悪魔の使い」
「夜の蜘蛛は親の顔でも殺せ、朝の蜘蛛は取って懐に入れろ」
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【▲上記の記事からの続き▼】
とまあこんな感じでこの迷信の共通点は、やはり「朝は縁起が良い」「夜は不吉」という事です。
この言い伝えは、いつごろから云われているんでしょうか?
調べて行くとこんな昔話に出会いました。
「食わず女房」という日本に伝わる昔話で「飯を食わず、良く働いてくれる者がいてくれれば嫁に迎えてもよい」と願う男の望みどおり「食事をしない女」が嫁入りをするが、その正体が人間ではないものであることを見てしまうという物語です。
これは、その地方によって正体が違い「クモ、タヌキ、カエル、河童、ヘビ」などがあるようです。
正体をクモであったとしている話では、飯を食べている嫁の姿を見て旦那が逃げたことを知った嫁が、仲間のクモに向かって「今夜、クモになってあいつを殺しに行く」と話すが、密かにこれを旦那に聴かれてしまい、逆に殺されてしまうという話です。こちらの話が「夜のクモは親に似ていても殺せ」という俗信の由来としての結末になっているという事です。
それでは、「朝のクモは、縁起が良い」というのは、どういう事からなんでしょうね?
これは、調べてみても良くわかりませんでした。
クモは、晴天の日にしか巣を作らず晴天は、嬉しい事なので縁起が良いとされたという説明くらいであとは、
「朝はお客さんを呼ぶ」
「朝のクモは金運が上がる」
「朝の蜘蛛は福がくる」
「朝のクモは神の使い」
ただこのような言い伝えから朝のクモは、良いとの説明に終始していました。
今日は、「朝のクモは、縁起が良くて夜のクモは縁起がわるい」についてのお話でした。