2018年10月21日に福岡県で行われたプリンセス駅伝で、岩谷産業の2区を走ったルーキー、飯田怜選手(19)が中継所前250メートルの地点で転倒して、四つんばいになりながらタスキをつなぐシーンがありました。
これをテレビで見ていた監督はリタイアを申し出ていたという事でしたが、これが本部に伝わらず競技は続行されたと報道されていました。
ただ岩谷産業の監督は大会本部で他チームの監督とテレビでレースを見ていたという事のようですから大会本部に監督の意向が伝わらなかったという報道は、おかしいと思います。
監督からの申し出をを受けた本部は、現場にリタイヤの意向を伝えたけれどその指示が現場に伝わらなかったという事でしょうか?
今なら携帯電話もあるのですから 簡単に伝える事もできると思うのですが、携帯電話の電波の届かないところだったのでしょうかね?
飯田選手は赤いタスキを片手に握りしめ、膝から出血しながらも それまでの3位から最下位になりながらもタスキを繋ごうとする姿は、そのタスキを受ける選手も涙が止まらなかったという事です。
テレビ的には、感動的なシーンだと思います。(見る人によって感じ方は違うかもしれませんが!)
もしテレビディレクターならこの感動的なシーンを 次の選手にタスキが渡るまで撮りつづけろと支持をするでしょう!
監督からの申し出が無くても こういう場合ルール上は審判長か医師の判断で止めることができるという事です。
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【▲上記の記事からの続き▼】
そして 審判員は、飯田選手に棄権するか聞いた様ですが、本人はその意思を示さずタスキを 次の選手に渡す事を選んだという事のようで中継所まであと20メートルほどだったこともあり審判員も選手の意向を尊重したようです。
審判員としても 選手本人の意思に逆らって棄権させるという判断は難しいと思います。
駅伝選手の立場からすれば誰もがタスキを次の選手に渡したいという思う気持ちは強いでしょうからね。
そうしないとチーム全体に迷惑をかけてしまうという心理が強く働くでしょうから。
もし今後こういう事をなくすのであらば監督の意向や選手の意向を聞かなくても 選手が走れなくなった場合は、大会運営側が強制的にリタイヤとみなすというルールにしないと駄目だと思います。
今後のその選手の身体の事を考えるのであれば。
飯田選手は右すねの骨折で入院し、岩谷産業は結局21位だったという事です。