お薬手帳の始まりなのですが1990年代に当時別々の医院から処方された抗ウイルス薬・抗がん剤を併用内服したため死亡に立った事件(ソリブジン薬害)をきっかけとして全国で広まりました。
さらに1995年に起きた阪神淡路大震災においてご自分の飲んでいたお薬の記録がなくお薬を処方できなかった例が多く見られお薬の記録を残す大切さが再認識され全国への普及が加速しました。
そして今は、紙媒体だったお薬手帳も電子化されるようになりました。
私は、早くからお薬手帳もスマホアプリにしたいと思っていました。
しかしある懸念がありお薬手帳については、アプリでの使用はまだ時期尚早ではないかと見送っています。
一番の懸念は、医師にお薬手帳を見せるときにどうやって見せるのだろうという疑問があるからです。
従来の紙のお薬手帳ならそのまま医師に 渡して見てもらう事ができますが、アプリのお薬手帳の場合、スマホを直接医師に渡して見せるようになると思うのですが、スマホ画面を通しては医師も見づらいのではないかと思いますしスマホ操作に慣れていない医師もいるかもしれません。
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【▲上記の記事からの続き▼】
もしお薬手帳のデータを医師が使ってる電子カルテに転送して見られるなら良いでしょうが、電子カルテを導入していない病院もあるでしょうしね。
何軒か病院にかかっている場合調剤薬局ではなくて 病院自体でお薬を出している病院もありますからその場合お薬手帳のアプリに対応していない場合もあると思います。
そんな時は紙のお薬手帳に貼るお薬の紙の情報をもらってお薬手帳に貼っておかなくてはならなくなりアプリと紙のお薬手帳の両方を持っていないとならなくなりますから そう思うと二重デマになってしまいそうなのでアプリを使う意味がないのではないかとお薬手帳アプリに踏み切れません。
マイナンバーカードの保険証が、今そういう状態ですよね!
将来すべての病院が、マイナンバーカードが、使えるようになればお薬手帳データが「マイナンバーカード」に紐付けられて病院の受付で簡単に取り込め患者さんがQRコードを提示すると一瞬で電子カルテシステムにお薬データが取り込めるようなシステムになるのかもしれません。
しかし現在の日本のマイナンバーカードの現状を見るとまだまだ遠い先のことになりそうです。