レールガン

日本の「レールガン(超電磁砲)」の開発計画

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電磁力を使って弾を発射するレールガンはご存じでしょうか?

レールガン
(画像・動画は、防衛装備庁公式資料より)

防衛省はミサイル防衛ために、電磁力で砲弾を発射してミサイルを迎撃する計画を発表しました。

昨今、中国やロシアや北朝鮮などが研究開発を進めている変則軌道で飛ぶ極超音速兵器の攻撃に対して迎撃が困難とされる新たなミサイルの脅威に対し、日本が「ゲームチェンジャー」として開発に力を入れているのが、電磁力で砲弾を発射する次世代兵器「レールガン」です。

まだどこの国も「レールガン」は、完成させていません!

レールガン

レールガンとは、火薬を使わずに電磁力の原理で弾を高速で撃つ技術であり、電気を通しやすい素材で作ったレールの間に弾を置き、電流と磁界を発生させて発射する技術を使った兵器であります。

磁場のなかで電気を流すと力が発生する「フレミングの法則」で弾を動かすものであり、モーターや発電機など身近に使われる技術が基礎になっています。

その特徴は、
1
 電磁力の原理で迎撃弾を高速発射できる
2
 弾丸が小さく、探知・迎撃が困難
3
 電流の強弱で弾丸の速度を操作可能
4
 連射が可能
5
 弾丸がミサイルと比較し安価

 

防衛省は2022年度の予算案にレールガン関連費用として65億円を計上しました。

連射や飛しょう時の安定性といった要素技術を確立し、早期実用化を目指しています。

防衛省の外局である防衛装備庁は、1990年に口径16mmの小型レールガンの基礎研究を開始して その後口径40mmの中型レールガンを試作して、弾丸の高初速化や砲身の長寿命化の研究を実施して 段々と口径を大きくしているんですね。

レールガンの主な用途は極超音速〔マッハ5(約1702m/秒)以上〕の巡航ミサイルの防衛で 極超音速巡航ミサイル防衛では、迎撃側も極超音速で会合点に向かって飛しょうするのが重要です。

防衛装備庁で、レールガンは高速化のポテンシャルが極めて高いため、適性が高いと判断されたようです。

実際、同庁の試作レールガンでは2230m/秒(約マッハ6.6)の初速で重量約300gの弾丸を発射できるという事です。

同庁は搭載プラットフォームを公開していないが、用途から考えれば自衛隊駐屯地やイージス艦に搭載する可能性が高いようです。

【▼記事は、下記に続く】

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【▲上記の記事からの続き▼】

但し、一番のネックが弾丸を発射するためには大きな電力が必要であり、より少ない電力で弾丸を飛ばすための工夫が必要です。

もしその工夫ができなければレールガンを艦船に搭載して発射しよとすると宇宙戦艦ヤマトが波動砲を発射する時のように 艦船で使われてる全電力を止めてレールガンに電力を集中させなくてはならなくなります。

そして次に発射するまでに アメリカでは4分かかっているということです。

なので連射を実現するためには、大きな電力の供給が絶え間なくできるシステムの開発が不可欠です。

この大電力の随時供給ができるシステムが完成できればレーザー砲の開発にも大いに貢献できます。

元々レールガン開発は、各国で行われていましたが、それらの計画はほぼ全てとん挫して その最先端を走っていたアメリカが実用化まであと一歩の2021年6月にレールガンの開発中止を発表しました。

一方、日本のレールガン開発はと言うと1980年代から行われていました。

ただ軍事的目的ではなく現在のJAXAによる宇宙船開発のために研究されていたということです。

兵器としての開発は日本は出遅れましたが、本格的な開発は2016年から開始したにも関わらず、アメリカでも克服が困難だった「アーク放電」という問題をあっさりと克服して、レールガン開発の先頭を走ることになったということです。

これも宇宙船開発時代からの地道な努力が役立っているということです。

このレールガン開発には、ロシアと中国といった国が難色を示しており、彼らが開発してきた極超音速兵器を無力化する恐れがあるからです。

日本でレールガンが、完成すれば日本がゲームチェンジャーとなり拒否的抑止力も上がる事だと思います。

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