アメリカの上空、高度約1万8000メートルに中国の偵察用無人気球と疑われる物体が目撃され、また「気球は操縦が可能で、針路を変えている」との指摘もありアメリカ軍首脳部が召集されたということでした。
第2次世界大戦当時に旧日本軍が気球爆弾を送り込んで以来、外国の軍事用無人飛行体がアメリカ本土上空に無断侵入したのは今回が事実上初めてだということです。
アメリカは直ちに複数のチャンネルを通じて中国政府に抗議しという事です。
それに対し中国外務省は、気球を中国のものだと認めた上で「気象などの科学研究用だ」と主張したという事です。
それを受けてアメリカのオースティン国防長官は声明で「気球は米本土の戦略的拠点を監視する目的で中国が使っていた」と指摘して
国防総省高官は「明らかに機密性の高いアメリカ軍施設の上空を飛んでいた」と記者団に述べ、「民間の気象研究用飛行船」だとする中国の主張を退けました。
アメリカ国防総省がアメリカ本土の上空を飛ぶ中国の気球の追跡を続けていることに対し、野党・共和党からは撃墜を求める声が上がっていたようです。
そして共和党のトランプ前大統領は、自身のSNSに「気球を撃ち落とせ!」と投稿し またトランプ政権で国連大使を務めたニッキー・ヘイリー氏もTwitterで「バイデンは中国をのさばらせている。今こそアメリカを再び強くする時だ」と投稿したという事です。
それを受けてかどうかは、わかりませんがバイデン・アメリカ大統領はアメリカ北方軍のF22戦闘機が空対空ミサイル1発を使い、4日午後(日本時間5日未明)に南部サウスカロライナ州沖約11キロのアメリカの領海上で中国の偵察気球を撃ち落としたと明らかにしました。
スポンサーリンク
【▲上記の記事からの続き▼】
1日にアメリカ本土への飛来の報告を受けた後、人的被害の危険がなくなり次第、対処すよう国防総省に命じていたと記者団に語っていたという事です。
アメリカの上空に中国の偵察用無人気球が、目撃されたということで アメリカは、その気球を生捕りにするのかと思っていましたが、高度約1万8000メートルじゃぁヘリやドローンでは、無理だし戦闘機でさえも上昇できる高度じゃないですからやはりミサイルで撃墜するしかなかったのかもしれませんね!
そしてアメリカ軍は、その迎撃した気球の残骸の回収を試みているようです。
今回の中国の「偵察気球」は、かつて日本上空で確認された「白い球体」に そっくりだったとか!
そのとき日本は、中国の「偵察気球」だと把握していたのでしょうかね?
また今回のアメリカへ到達した気球は、日本(四国)上空を飛んで行っていたそうです。