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目次
🐻昭和の宇和島にクマがいた!?地域の記憶と四国ツキノワグマの今

はじめに
「宇和島にクマがいたらしい」——そんな話を耳にしたことはありますか? 実は昭和29年、宇和島市泉ヶ森で親子グマが仕留められたという新聞記事が残っているんです。この記事は、地域の自然史を語るうえでとても貴重な証拠。今回はその記録をもとに、四国のツキノワグマの過去と現在をつなぐ物語を紐解いていきます。
📰昭和29年の新聞に残る「宇和島のクマ事件」
昭和29年、北宇和郡高光村の栗畑が荒らされたことをきっかけに、地元の猪撃ち名人3人が泉ヶ森の竹林で親子グマを仕留めたという記録が残っています。仕留めたクマは自転車に積まれ、売りに出されたというエピソードも。
さらに昭和45年には高月山で残雪に足跡、昭和57年には祝森の山奥で市職員がクマに遭遇、平成29年には祝森阿瀬部で親子グマの目撃情報も。これらの記録は、宇和島の山々がかつてクマの通り道だったことを物語っています。
🌲なぜクマはいなくなったのか?
宇和島からクマが姿を消した理由には、以下のような要因が考えられます:
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- 狩猟による個体数の減少 昭和期の狩猟活動で、少数の個体が絶滅に追い込まれた可能性。
- 森林環境の変化 人工林の増加や開発によって、クマが好む自然林が減少。
- 分布の孤立化 四国のクマは剣山山系などに限られ、南西部の宇和島は分布域から外れてしまった。
- 人との軋轢 人里に出てきたクマは「害獣」として駆除されることが多く、定着しづらい。
🐾現在の四国ツキノワグマの状況
2024年度の調査では、四国のツキノワグマの生息数は最低でも26頭と推定され、親子グマ4組の確認も。これは繁殖が順調に進んでいる証拠で、地域個体群の維持が評価されています。
ただし、分布域はまだ剣山山系周辺に限られており、宇和島市までは距離があります。今後、個体数が安定して増えれば、数十年単位で分布が拡大する可能性もゼロではありません。
🧭宇和島にクマが戻る日は来るのか?
現在の分布域から宇和島まではいくつもの山系を越える必要があります。生息に適した自然林の環境と合致すれば、将来宇和島にもクマが姿を現す日が来るかもしれませんね。