「ほんとは、好きじゃなかった！」

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先週南こうせつのコンサートで　南こうせつが、話していた事ですが、南こうせつの　父が、亡くなった時に　母親が、父の遺骨を目の前にして　子供のいる前で　「ほんとは、好きじゃなかった」と　つぶやいた事を　聞いて　南こうせつが、物凄くショックを受けたと話されていました。
これを　聞いたときに　私の母の事を　ふと思いだした事がありました。
私の父は、市立病院に入院していて　そこの病室で亡くなったのですが、テレビドラマでは、よく医師が、時計を見て「何時何分ご臨終です」と　いうと奥さんが、ベットに横たわってるご主人に　「あなた～」と言って　泣き崩れるシーンが、ありますが、私も母親に対して　そういうシーンを　思い浮かべていたのですが、実際は、医師から「ご臨終です」と　言われても　母は、涙一つこぼさず　ただ父を　眺めているだけでした。
おふくろ　そこで泣き崩れるんじゃないの？
えっ！泣かないの？
と　心で思いつつ　お葬式でも　母は、泣く事もなく　「おふくろ親父の事好きじゃなかったのかな？」と　なんか心配になりました。
そして　お葬式を　終えた夜おふくろが、部屋で寝ている時に　そっと覗いてみると　おふくろの目から　涙が流れているのを見てやっぱり　親父の事を思い出しているんだと　思いなんかホットしました。
あの涙が、目にゴミが入って流れていた涙で無い事を　ただただ祈りたいです。
果たして　私が、亡くなったら嫁さんは、泣いてくれるんだるか？