2011年10月26日のブログ記事
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【▲上記の記事からの続き▼】
昨日の愛媛新聞に 先日宇和島の焼肉店で食中毒が、起きた原因についての記事が掲載されていました。
病因物質は、カンピロバクターだったそうです。
家畜は、健康な状態において腸管内などにカンピロバクター、腸管出血性大腸菌などの食中毒菌を持っていることが知られており通常の加熱調理(中心部を75℃以上で1分間以上加熱)を行えばカンピロバクターや腸管出血性大腸菌などは死滅するそうです。
やはり 肉類の加熱不足が、原因だったようですね。
患者7人の便からカンピロバクターが、検出され 従業員の検便や店内のふき取り調査からは、細菌は、検出されたなかったそうです。
という事は、焼肉店側には、落ち度がなく お客様の肉の焼き方に問題が、あり起こった食中毒だったという事ですね。
落ち度は、なくても お店で食べたお肉が、原因で 腹痛や下痢が、起きた以上 その原因が、明らかになるまでの3日間の営業停止処分が下るのは、仕方ないんですね。
下痢や腹痛を 発症した市内の高校生18人は、ほぼ回復したそうです。
まあ大事に至らなくて良かったですね。
ただ
「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件では、5人目の犠牲者が、出たそうです。
転載:毎日新聞 2011年10月24日 15時00分(最終更新 10月24日 15時57分)
帰って来てくれると信じていたのに--。焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件で、5人目の犠牲者となった富山県小矢部市の少年(14)の父親(49)は23日、毎日新聞の取材に対し、息子を失った苦しい胸の内を語った。楽しかった家族のだんらんから一転し、襲いかかった悪夢。父親は「彼の人生を奪っていったものと闘わなくちゃいけない。それが親の仕事じゃないか」と拳を握り締めた。
家族は4月22日、前日に14回目の誕生日を迎えた少年を祝うため、4人で同県砺波市の砺波店を訪れた。店を選んだのは少年だった。父親が「何が食べたい?」と聞くと、「焼き肉! えびす!」と元気よく答えた。3月に同店で食べたユッケのおいしさを思い出し、この日は3皿注文。兄と喜んで食べた。
腹痛を訴えたのは翌日。父親も兄も同様の症状だった。「津波のような痛みが押し寄せてくる。脂汗が出た」と父親は振り返る。少年の症状は更に重く、入院翌日の28日夕、「お父さん、右手に力が入らんがやけど」と訴えた。すぐに集中治療室へ運ばれた。脳症を心配した母親は病床で、「あなたは誰?」「あなたの好きなものは?」と語りかけた。少年は言葉を選びつつも的確に答えた。「もう疲れた」と言うまで続けた。最後に名前を呼びかけた時、少年はにっこりと笑った。しかし29日朝、意識不明となり人工呼吸器が着けられた。
少年は小学3年生の時からサッカーを始め、6年時にはキャプテンに。「小さい時から面倒見が良くてね」と父親は言う。中学でもサッカーを続け、周囲からはキャプテン候補と目されていた。だが少年は、3年生が抜けて同級生の2年生が主役になった今年の夏、病床で闘っていた。「何でこんな目に遭わんなんがや(=遭わないといけないんだ)」。父親は怒りが込み上げた。少年は入院から約半年後の今月22日午後9時52分、息を引き取った。
「あの社長はパフォーマンスだけだ」。父親は、チェーン店を経営していたフーズ・フォーラス社(金沢市)に憤った。幹部が5月に1度謝罪に来てからは、誰も来ていないという。「半年がたち、この事件が風化していくのが嫌なんです。だから僕は闘っていく」。父親は力を込めた。【大森治幸】