2010年6月にBSのNHKで「空飛ぶタイヤ」の第1話が放送され、何気なく見始めたところ、そのドラマにグイグイと引き込まれました。池井戸潤の作品であり、発行部数11万部を超え、直木賞候補となった問題作がドラマ化されました。キャスト陣には仲村トオル、田辺誠一など実力派が集結しています。
この「空飛ぶタイヤ」の続きが見たくて、TSUTAYAでDVDを借りに行きました。このドラマのDVDは3巻あり、まとめて借りました。この3巻には1話から最終話の5話が収録されています。
「空飛ぶタイヤ」は、2002年に発生した三菱自動車製大型トラックの脱輪による死傷事故や、三菱自動車によるリコール隠しを物語のベースにしています。そのため、自動車会社が有力スポンサーの地上波では、作品の性質上、制作は難しいと思われていましたが、有料放送のWOWOWではスポンサーの影響を受けることなく番組制作が可能となり、ドラマ化が実現しました。
あらすじは、運送会社を経営する赤松徳郎が、自社のトラックがタイヤ脱落事故を起こし、死傷者を出してしまうところから始まります。事故原因を一方的に整備不良とされ、「容疑者」と決め付けられた赤松は警察から執拗な追及を受け、さらには会社も信用を失い、倒産寸前の状態に追い込まれてしまいます。しかし赤松は、事故原因は整備不良ではなく、事故を起こした車両自体に欠陥があったのではないかと考え、自社の無実を信じる赤松は家族や社員たちのために、トラックの販売元である巨大企業、ホープ自動車に潜む闇に戦いを挑みます。
一方、某自動車メーカーのリコール隠しを、ある週刊誌の女性記者が、そのメーカーの社員より内部告発を受けてスクープ記事を掲載しようとします。しかし、某自動車メーカーがその週刊誌に圧力をかけ、そのスクープ記事を握り潰してしまいます。その週刊誌は、某自動車メーカーの広告を掲載していたため、巨額の広告料を失うことを恐れ、そのスクープ記事を没にせざるを得ませんでした。
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【▲上記の記事からの続き▼】
この「空飛ぶタイヤ」のドラマの中にグイグイと引き込まれる、素晴らしい作品です。それぞれのキャラクターの正義感や葛藤が巧みに描かれており、自分だったらどうだろうと感情移入して見ると、とても感動を与える作品です。皆さんも一度見てみてください。セイコウのおすすめ度No.1のDVDです。
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