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親指と人差し指で1コキ2コキ3コキの数え方の謎

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子供の頃、親指と人差し指を広げて1コキ2コキ3コキと長さを計った経験なかったですか?

この「コキ」って何の意味だかご存じでしょうか?

私は、未だにこの「コキ」の意味が何なのかわかりません。

昔は、長さを測る道具が無かった頃は、手足などの身体部分を基準としてものの長さが測られていました。

その中で最もよく使われたのが手でした。

古代日本の数え方や単位には人間の手によって決められたものがあります。

例えば、葉物野菜の小売単位としてしばしば使われている「1把(いちわ)、2把(にわ)」の「把(は / わ)」です。

「把」という字には“手の平に当てて握る”という意味があり、もともとは刈り取った稲を片手で握り作った束を数えていました。

そして稲束10把で「1束(いっそく)」と言いました。

手のひらの幅(指4本分)の幅を「一束(ひとつか)」と言い、これも長さを測る目安でした。

「つかの間の休息」「喜びもつかの間」といった言い回しで用いられる「ほんの少しばかりの時間」という意味の「つか」という表現の語源となった長さです。

1束は現在の約8cmに相当し、当時は矢の長さの単位としても使われました。

八束やつかの矢」なら64cm、「十束とつかの矢」なら80cmといった具合です。

【▼記事は、下記に続く】

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【▲上記の記事からの続き▼】

あなたも自分の手のひらの幅(指4本分)の幅を測ってみると、8cm前後であることに気がつくと思います。

そこで本題の「コキ」なんですが、「コキ」ってどんな漢字を書くのかもわかりません。

漢字が、わかればそこから意味もわかってくると思うのですが、漢字の見当もつきません。

稲束つながりで連想すると稲の穂先から籾(もみ)を落とす「脱穀(だっこく)」は、「稲扱き(いねこき)」とも言います。

江戸時代元禄年間に発明された「千歯扱き(せんばこき)」によってこの作業は、大いにはかどるようになりました。

最初は麦を脱穀するための竹製の歯でしたが、やがて鉄の扱き歯に改良され、稲の脱穀用として普及しました。

この「稲扱き(いねこき)」や「千歯扱き(せんばこき)」の「扱き」に何か由来するのかなとも思い調べを進めて行くと脱穀で使われた伝統農具に「扱き管(こきくだ)」という道具があった事を知りました。

7cmくらいの2本の竹を、藁などでつないだものです。右手に2本の扱き管を握り、短い方に親指、長い方に人差し指をあて、穂を1本ずつ挟んで籾をもぎ取ります。

これが、子供の頃、親指と人差し指を広げて1コキ2コキ3コキと長さを計る由来になったのかなと推測しました。

「コキ」の意味をご存じの方いましたら教えてください。

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