Zoomに続いて クラブハウスも中国の技術でサーバーも中国国内に置かれ情報が、中国に漏れているという可能性もあるということです。
クラブハウスブームの追い風で中国Agora株が急上昇して2倍に跳ね上がっているということです。
Agoraは動画・音声・ライブインタラクティブ配信プラットフォームで、シリコンバレーのサンタクララと中国上海にオフィスを構えています。
スタンフォード・インターネット・オブザーバトリー(SIO)の最新調査で、クラブハウス入室中の各利用者のメタデータを含むパケットがエンド・トゥ・エンド暗号化もない平文でAgora社に送られていることがわかり、クラブハウス社が対応に追われているということです。
クラブハウスが開発したのはUI的な部分であって、クラブハウスの音声プラットフォームを動かしているのは上海Agora社ということです。
音声データのホスティングをしているのもAgora、インターネット配信をやっているのもAgoraというわけです。
となると、気になるのはAgoraのサーバーの所在地です。
これは米中両国にまたがっていますので、仮にクラブハウスの音声データが中国側のサーバを経由する場合、中国政府から捜査や治安目的で会話のデータの引き渡しを求められたら応じなければならないという、やっかいな法的義務が生じます。
中国は、中国憲法より中国共産党の方が上ですからね!さからえませんね。
クラブハウスは「リアルタイムで世界中の人とおしゃべりができる。音声は録音・保存・公開禁止だから気兼ねなく話せる」ことで中国で爆発的に広まりました。
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【▲上記の記事からの続き▼】
中国国内で利用禁止になる直前まで、天安門、 新疆ウイグル自治区、香港問題で大盛況だったので、言いたい放題したデータが逮捕に使われたら目も当てられませんよね。
そこで心配になってスタンフォード大がネットワーク解析ツールのWiresharkなどを使って調べてみたら、データは案の定Agora経由で処理されていることが判明したというわけです。
ユーザー固有IDとルームIDのメタデータが暗号化もない平文で送られている実態までわったということです。
つまり「ユーザーのネットワークにアクセスできる第三者」は簡単に送信内容にアクセスできて、「同じチャンネルに入っているかどうかを見れば、ユーザー同士がしゃべっているかどうかもわかる」ほか、発言主のIDとプロフィールの照合も可能でぜんぜん「ここだけの話」じゃないってことですね。
「中国政府が国家の安全を脅かすと判断した場合、Agoraは問題の音声の特定と保存をサポートしなければならない」とレポートにはあるということです。
サーバーが米国内なら中国政府からの請求に応じる必要はありませんが、中国国内なら逆らえません。
どおりで明治天皇の玄孫である竹田恒泰氏が、クラブハウスでBANされて困惑されていましたが、クラブハウスでウイグル問題を話したようで そうだとしたらクラブハウスの情報が中国共産党に渡りBANされる可能性もありますね!