「長女の結婚披露宴でサプライズ弾き語りを敢行!その1」の続きです。
ちょうど9月3日の月曜日のサロンの定休日に松山の大街道のカメラのキタムラへ iPhone6のバッテリー交換をしに行くので 交換している間に 同じ大街道にあるTHE GRIGHTの披露宴会場で音合わせをする事にしました。
結婚式場THE GRIGHTに着いて受付に行くと女性スタッフが披露宴会場に案内して下さいまいた。
会場に向かいながら 女性スタッフの方が、「弾き語りはお嬢さんからのリクエストですか?」と聞かれたので「いえ、娘には内緒です。こういう大勢の場所で弾くのは、高校生の文化祭以来です。」と言ったら女性スタッフは、なんか驚かれていました。
披露宴会場に入ると正面左にマイクスタンドとマイクと椅子が用意されていました。
そこで 持参した譜面台を組み立ててセットしてそこへ 歌詞を印刷した用紙を置いて用紙の端っこに落ちない様に洗濯バサミでとめました。
スタッフの方は、案内して頂いたスタッフと男性スタッフの2人だけです。
ギターのチューニングも終わりギターを弾こうとすると なんと右手が震えてアルペジオで弾けません。
(※アルペジオ=3本または、4本の指を使って弾く弾き方)
「えっ!なんで?」
緊張のせいだろうか?
想定外です!
別に心臓が、ドキドキしているわけでもないのに。
スタッフの方は、たった2人だけなのにこんな事では本番では弾けません。
ここの会場まで来るのに 右手でギターのハードケースを持ったのがいけなかったのかなぁ?
もしギターじゃなくピアノだったら両手が震えてたんだろうか?
と いろんな思いが頭の中を駆け巡りました。
不幸中の幸いというか本番じゃなくて良かったです。
本番でもこういう事が起きるかも知れない事が、事前にわかったことでいろいろと対策も考えられます。
震えているのは、右手だけでコードを 押さえる左手は、しっかりとコードを押さえる事が出来ています。
コードが、押さえられていればアルペジオで弾けなくてもストロークで上から下へと弾きおろしながら歌えばどうにか格好は付きます。
もしコードを押さえる左手が、震えてコードを押さえられない状態ならギターを抱えたままでアカペラで歌うしかありません。
スタッフの人に ちょっと緊張して右手が震えて上手く弾けない事を伝えると 「それじゃ回りが、見えない方が良いかもしれませんね」と言って 周りを暗くして私だけにスポットを当たる様にして頂きました。
私も 周りが見えない方が、良いかもと思いこの状態でアルペジオを弾いてみようとしましたが、やはり右手の震えが止まりません。
取り合えずコードが、押さえられるので ストロークで弾きながら歌ってみました。
すると音響がとても良くてエコーのかかった歌声が通って気持ち良く歌う事ができました。
しかし1曲歌っても 右手の震えが止まりません。
やっぱり原因はメンタルなのかなぁ?
時間の許す限り何回か歌ってみましたが、最後まで右手の震えが止まらず途中からコードを押さえてる左の手もしびれる様になり最後までアルペジオで弾く事ができませんでした。
女性のスタッフが、「まだ結婚式までには1ヶ月ありますからそれまで練習を重ねると大丈夫ですよ」と言って頂きました。
練習不足が原因で右手が震えるのであればまだ救いはあります。
それが原因なら対策として練習を重ねれば良いのですから。
しかしメンタルの弱さで右手が、震えてるのであればどうすれば良いか解決策が見つかりません。
その夜は、美味しく食事もできずなんか弱気になり人前で弾き語りをするのは、私には無理なのかなぁとそんなブルーな気持ちになりやっぱりやめようかなぁという気持ちにもなりましたが、ここで諦めてしまったら後々後悔すると思い前向きに考える様にしました。
ネットで「本番で緊張しないでギターを弾く方法」などの様なキーワードで色々検索して 何か良い方法が無いかを片っ端から見て回りました。
するとその中に「緊張している事を会場の皆さんに宣言すれば良い」とか「飲酒して弾く」というのがYahoo!知恵袋で紹介されてありました。
「緊張している事を会場の皆さんに宣言すれば良い」というのは、開き直れという事なのかもしれません。
もしメンタルが原因だとして右手が震えるならお酒を飲めば緊張もほぐれて右手の震えも抑えられるような気はします。
クラシックコンサートの様な場所では、問題かもしれませんが、披露宴の余興での演奏だから飲酒はOKですね。(^^)
でも飲み過ぎると音感が狂って歌えなくなります。
一度試してみました。飲み会のあとで家に帰ってギターを弾いて歌ってみたらギターの音が、はずれて聞こえうまく歌う事ができませんでしたので飲み過ぎは要注意ですね。(^^;)
でもこの方法だと本番で一か八かの賭けのような方法となるのでやはり心配です。
そこで自分で自己暗示を かける事にしました。
「あの指の震えは、練習不足からだと」いうように思う事にしました。
こう思っておけば練習を重ねれば解決に導けます。
実際に音合わせに行った時は、「糸」のギター伴奏を練習し始めてまだ間が無かったのでそう思う事にしました。
この右手の震えの原因が緊張からだとしたら緊張に繋がりそうなモノをできるだけ無くして行く事を考えました。
まず1つは、コードの書いてある歌詞を見ながら弾き語りをする。(暗譜して歌うのは、歌詞やコードを間違えてはいけないという事から緊張に繋がりますから)
2つ目は、ギター演奏は、できるだけ簡単にする。(普段自分が演奏している時に難しいと感じないレベル)
3つめは、座って弾く(立って弾くと足も震えそうなので(^^;))
(しかし後日談として立って歌った方が良かったみたいです。後ろの席の人は、弾き語りをしている様子が、見えなかったようです。)
4つ目は、会場を暗くして貰い弾き語りする場所にスポットを当てて貰う。周りの人が、見えない方が緊張しないような気がしたから。
5つ目は、もし両手が震えたらギターを抱えたままでアカペラで歌う。(この覚悟ができれば怖いモノは有りません!)
出来るだけ緊張しない様にはどうしたら良いかを考えてみました。
練習は、ギターよりも歌の方にウエートを置くべきですね。
【▼記事は、下記に続く】
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余興は、歌が上手い方がウケますからね。
もしギターの弾き語りじゃ無く カラオケで歌うのであれば手が震える事は無いと思います。
次に本番に近い状態で練習してみよと思いました。
マイクスタンドにマイクを付け譜面台を立てた形で練習するという方法です。
普段マイクに向かって歌う事が全然ありませんから そういう雰囲気にも慣れておく方が良いと思いまた自分の家とは、違った環境で練習をするという事も試してみました。
そこで思いついたのが、カラオケボックスで練習をするという事です。
カラオケボックスには、マイクも2つあるので マイクスタンドだけ用意すればいいだけです。
さそっくAmazonでマイクスタンド2本を購入して カラオケボックスで練習してみました。
普段マイクを使って ギターの弾き語りをすることないですから最初は、違和感がありましたが、やっているうちに段々なれてきました。
そしてカラオケボックスでは、エコーも効いてるので 下手な歌も上手く聞こえて気持ちよく歌えます。
カラオケ店へギターを持ち込んで娘の結婚披露宴へ向けてのギター弾き語り練習風景(「糸」中島みゆき)
この練習は、本番に向けての練習に良いかなと思いました。
ただ再々カラオケボックスに来て練習するわけにもいきませんので マイクとマイクミキサーを購入して自宅で練習することを決めました。
AVアンプやスピーカーは、ありますのでマイクとマイクミキサーが、有れば会場の様な音響は、家でも得られます。
そこでマイクとマイクミキサーを Amazonで購入して家で練習を重ねました。
これで少しでも本番に近い音響で練習が出来ます。
そして緊張感に慣れるのに 自分の演奏をiPhone6でビデオ撮影する事にしました。
誰も見てるわけでは、無いのにビデオ撮影しながら弾くとけっこう緊張します。
「糸」は、テンポ72の曲ですが、ビデオ撮影しながら弾いてるとテンポが、走ってもしまいます。
何回か撮影したビデオを見ると 同じ曲なのに録画時間がバラバラです。
そこで練習にメトロノームを鳴らしながらの練習を続けました。
ようやく録画時間も少しムラはありますが、時間の幅も縮まっててきました。
娘の結婚披露宴へ向けてのギター弾き語り練習風景いと(中島みゆき)カバー
iPhoneに撮った自分の弾き語りを聞くたびに なんかこんなんで良いのかなぁと また自信を無くしてきましたので結婚式の1週間前からは、ビデオを撮らない様にし今まで撮った演奏のビデオは見ない様にしました。
なんかエゴサーチをしている気分になりますので。
あとギターの練習をする前に わざとにギターの弦をかなり緩めて チューニングを早くする練習も取り入れました。
そして演奏中に間違えても途中で演奏を止める事なく演奏を続ける練習も普段からやっていました。
マイクを通してエコーの効いた音響で 歌っている時は、普段出せない声もエコーの力で引きだしてくれて自分には、良い感じで聞こえているので その良い気持ちのまま本番へ持ち込もうという作戦です。
だんだん慣れてくると 歌っているとなんか長女の事を思いだして まだ練習なのに喉がつまって歌えなくなった事もありました。
本番で歌っている時に泣きそうになったらどしようという心配もしました。
あとは、本番で指が震えない事を祈るだけです。
10月6日が結婚式なので ギターを4日の日に送る様にしました。
結婚式場のスタッフの方から結婚式の1日前には、届く様にして欲しいという事でしたので。
送る理由は、披露宴の余興で弾き語りをする事は、サプライズで新郎新婦を始め私の家族にも秘密にしていますので 当日ギターを積んで行ったらサプライズが、家族にバレてしまいますしそれでなくても 車の荷物が多くてギターは車には積めません。
私のサロンでは、クロネコヤマトの取次店をしていますが、サイズが160cm以内のモノしか対応ができません。
ギターの場合は、160cmを越してしまいますので 宅急便ではなくギターは、ヤマト便で送る様になります。
そしてとうとう当日となりました。
会場には、早めについたので 先にギターのチューニングをさせて頂く事にしました。
会場に向かうのに 以前音合わせの時にお世話になった女性スタッフからあれから練習されましたかと聞かれたので自信を持って「はい」と答えました。
輸送するためにかなりギターの弦を緩めていましたのでチューニングに3分ほど時間がかかりそうなので早めにさせて頂く事にしました。
これで本番では、微調整のチューニングで終わらせれます。
そして「弾いてみますか」というので 弾いてみる事にしました。
あれっ!以前の音合わせの時と同じです。
あんなに練習して自信はあったのに右手が、震えてやっぱり弾けません。
やっぱり原因は、私のメンタルの弱さです。
努力は、報われないのか!
あと数時間後には本番です。
「長女の結婚披露宴でサプライズ弾き語りを敢行!最終話」に続く!
長女の結婚披露宴でサプライズ弾き語りを敢行!最終話
長女の結婚披露宴でサプライズ弾き語りを敢行!その1