5月3日が、憲法記念日という事でゴールデンウイーク中 憲法に関する番組が色々と放送されていました。
その中でも特に憲法9条に関する事が取り上げられている様です。
憲法9条は、アメリカGHQが押し付けたモノではなく実は、日本人の 幣原喜重郎(44代内閣総理大臣)が、提案したという説がありますが、これはアメリカの立場からすれば アメリカが押し付けた憲法と受け取られたくない為に幣原喜重郎が、提案したと裏工作したという事も考られるかもしれませんが今となっては本当の事はわかりません。
この頃、憲法改正問題において幣原内閣が当初作成した松本試案は、ケーディス局員により退けられ、マッカーサー草案をベースとする憲法改正草綱が採択されています。
実は、この憲法9条の原案となった理想憲法の生みの親がいました。
H.G.ウェルズは、ご存じでしょうか?
SF小説が、好きな人でしたらご存じだと思います。
「宇宙戦争」や「透明人間」や「タイムマシン」の原作者です。
H.G.ウェルズ「ハーバート・ジョージ・ウェルズ(Herbert George Wells, 1866年9月21日 – 1946年8月13日)」は、イギリスの小説家としてジュール・ヴェルヌとともに「SFの父」と呼ばれ社会活動家や歴史家としても多くの業績を遺された著作家です。
H.G.ウェルズの小説『解放された世界』では、原子核反応による強力な爆弾を用いた世界戦争と、戦後の世界政府誕生を描き核反応による爆弾は、原子爆弾を予見したとされています。
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【▲上記の記事からの続き▼】
ハンガリー出身の科学者レオ・シラードは、この小説に触発されて核連鎖反応の可能性を予期し、実際にマンハッタン計画につながるアメリカの原子爆弾開発に影響を与えました。
そしてH.G.ウェルズは日本国憲法9条の原案作成に大きな影響を与えたとされています。
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それは、日本国憲法9条の「平和主義」と「戦力の不保持」は、ウェルズの人権思想が色濃く反映されていましたがウェルズの原案から日本国憲法の制定までに芦田修正のような様々な改変が行われたため本当なら H.G.ウェルズの真の理想とする憲法は、全ての国が適用してこそ初めて「戦争放棄」ができると記されていましたが、結果として日本一国のみしか実現しなかった為に解釈に無理が生じた理想憲法になったと言われています。
それは、ルーズベルト大統領との往復書簡からH.G.ウェルズの平和思想が日本国憲法9条に甚大な影響を与えたことを浜野輝著「生の黙示録 日本国憲法」で証明されているそうです。
真の憲法9条とは、全ての国が、適用してこそ「戦争放棄」が、実現できる憲法であり ただ一国だけが掲げているだけでは、その国に取ってはただ危険な憲法でしかない! by・セイコウ