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昭和の時代に 流行したモノや ごく当たり前の様に 目にふれて使っていたモノまたは、当時なんの関心も無かったもモノ までが、何十年も経つと それらがとても懐かしく感じられてしまいます。
また それらに触れると昭和のあの頃の想い出が、頭の中に蘇ってきます。
という事で 我が家にある昭和を探してみました。
テレビラックの中には、何冊かの小説を収納しています。
その中にあった1冊の昭和の小説です。
田中康夫の『なんとなく、クリスタル』です。
この小説は、東京に暮らす女子大生兼ファッションモデルの主人公・由利の生活を中心に、1980年当時の流行や風俗を独自の視点と文体で描いた作品です。
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東京で生まれ育った比較的裕福な若者しか理解できないブランドやレストラン、学校や地名などの固有名詞がちりばめられており その為本文終了後に442もの注釈が書かれて説明されていました。
その為か、普通小説に1本しか付いていない※スピンが、この小説には、2本ついていました。
(※スピン = 本についている、しおりになる紐)
当時は「ブランド小説」と呼ばれていました。
また題名の『なんとなく、クリスタル』は流行語となり、勢いに乗って翌1981年に松竹制作、「かとうかずこ」主演で映画化もされました。
なんと 2014年11月26日に田中康夫は、『33年後のなんとなく、クリスタル』というタイトルで続編を出版しているようです。
なんか『33年後のなんとなく、クリスタル』も 読んでいたくなりました。