宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、 4月5日 に探査機「はやぶさ2」が小惑星に人工的なクレーターを作る実験に世界で初めて成功したと発表しました。
世界初!やりましたね(^^)
このミッションは、小惑星リュウグウの上空500mで衝突装置を分離し分離から約40分後高度200m~400mで爆破した勢いで 重さ約2キロの金属の塊を 小惑星「リュウグウ」 に衝突させて人工クレーターを作ります。
その間、はやぶさ2は、爆発で生じたデブリと衝突しないように、安全な場所へと退避しましす。
そして はやぶさ2から分離された 小型カメラ(DCAM3) が、人口クレーターを作る衝突 の様子を撮影します。
この小型カメラの開発を任されていたスタッフも撮影が上手く行ってホッとしていたようです。
この日が来るまでは、とても荷が重たかったようです。
小型カメラ(DCAM3)で撮影されたズーム映像を見ると リュウグウの表面物質が砕け、飛び散っている様子が写っているのが確認できました。
「衝突装置」が、無事動作した事を受けて開発に携わった福島の企業が力を合わせ、偉業達成に貢献できたと喜びの様子がテレビで紹介されていました。
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【▲上記の記事からの続き▼】
人工クレーターを作る衝突装置は、直径30cm高さ約20cmの円筒形で 重さ5kgの爆薬を積み底に銅の板を張った構造で爆発の勢いで吹き飛ばされた板は秒速2kに達し飛行中に弾に変形するという事です。
爆薬を積んでるという事は、地球からリュウグウにたどり着くまでに何かのトラブルで爆発する事はないのかなと素人考えで大丈夫なのかなと思いました。
リュウグウの表面物質は、太陽風などの影響を受け、風化が進んでいますが、地下の物質はそうした影響を受けていないので人口クレーターを作って地下の物質を表面に露出させ、それをはやぶさ2が調査できれば、小惑星の形成過程の解明につながるということです。
はやぶさ2は、5月下旬にも装置を衝突させた場所に着陸し、物質を採取する計画だそうです。
今度は、肉眼で確認できるくらいの大きさのサンプルを採取できると良いですね。