以前もう一つのブログで「エンコの釜」の記事を書いたんですが、宇和島の散歩道でも取り上げてみます。
私のサロンに見えられるタクシーの運転手からお聞きした話です。
以前歳を取ったお客さんをタクシーに乗せた時に行先を尋ねると「エンコの釜まで」と返答が返ってきたそうです。
そして 行先へとタクシーを走らせていると 乗せたお客さんが「あんたエンコの釜を知っとるんか」と言われたそうです。
そのタクシーの運転手もエンコの釜は、ご存じで龍華から野川の奥へ向かう途中三叉路を右に曲がって行った橋の下を流れる辰野川を エンコの釜と呼ばれる場所になる様です。
「エンコの釜」の「エンコ」とは、河童を指す様です。
地方によって河童もいろんな呼び名がある様で宇和島でいう「エンコ」に一番近い言い方をするのは、広島や高知でいう「エンコウ」というのが近いようですね。
そこで私もその場所に実際に行ってみました。
ちょうど野川で歩いていたお年寄りに念の為に「エンコの釜」の場所をお聞きして教えて頂きました。
この川の場所一帯を地元の人は、「エンコの釜」と呼んでいるようです。
ガードレールには、「危険」と注意を促す注意書きがぶら下げられていました。
そしてガードレールの外側にお地蔵さんが立っていました。
ここでは、昔 子供が泳いでいて亡くなっている場所だそうです。
その場所も今では、コンクリートで埋められていて 昔の面影は無くなている様ですね。
仄聞では、有りますがここで亡くなられた子供の親が、市に訴えてコンクリートで埋めてもらったという話を聞きました。
下の写真で赤まるで囲っている場所に「エンコの釜」といわれるスリ鉢状の深み滝壺のあった場所だそうです。
今日の「宇和島の散歩道」は、「宇和島のエンコの釜」のお話でした。
[宇和島市「エンコの釜」付近場所地図 Simple Map]
はじめまして。25年ほど前、小学校時代の下校時によくここを通ってました。今は埋め立てられているんですね。
当時は怖くてとても泳ぐ気にはなりませんでした。懐かしいなあ。
たろうさんへ
野川の方にお住まいだったんですね。
エンコの釜今は、昔の面影は残っていないようですね(^^;)